奈良を中心に不動産の売買、リフォーム、注文住宅と住宅に「もっと」を考える会社、原田建設です。
さて、弊社取り扱いの物件は奈良市内で200件弱・大和郡山市40件程度になります。
どこにしようかと考える際に、
「耐震性」に優れているマンションに住みたいとご希望をいただくお客様は多くいます。
この記事では耐震性の高いマンションを探す方法をご紹介していきます。
奈良市内のマンション耐震性を調べる方法
耐震性を見る方法は2種類あります。
- 耐震の年数を調べることで耐震性を調べる
- 住宅性能表示制度 耐震等級を調べる
の二つがあります。
ではまずは、1.耐震の年数を調べることで耐震性を調べるから説明していきます。
耐震の年数を調べることで耐震性を調べる
旧耐震
1981年5月31日に建築基準法が変わりました。
それ以前の建物は旧耐震基準に建っているマンションと言えます。
旧耐震基準のマンションとは
「震度5強程度の揺れでも建物が倒壊せず、破損したとしても補修することで生活が可能な構造基準として設定されている。」
マンションになります。
ここで気を付けなければいけない点では震度6は想定外となっている点です。
2021年2月 福島県、宮城県で最大震度6強
2019年6月 新潟県 最大震度6強
2018年6月 大阪府 最大震度6弱
2018年9月 北海道 最大震度7
2018年9月 茨城県 最大震度6弱
と近年でも毎年1回以上震度6の地震がきています。
震度6が想定外となっていることが問題視され、旧耐震基準のマンションは、、。
と言われている状況です。
新耐震
1981年5月31日以降に建築確認を申請したマンションです。
ここで注意いただきたいのが、完成したのが1981年5月31日以降ではなく、申請したのが1981年5月31日以降ということです。
マンションの物件案内書やネットに掲載されている建築年月日は築年を見てもらうために書かれているため、
完成建築年月日が書かれています。
完成が1981年から1984年ぐらいまでのマンションが申請がいつになっているか確認が必要です。
不動産会社なら地元のマンションの申請日はチェックしているので、聞いていただけましたらお答えできると思います。
新耐震基準のマンションは
震度6強~7程度の揺れでも倒壊しないような構造基準として設定されています。
住宅性能表示制度 耐震等級を調べる
住宅性能表示制度が2000年より始まりました。
戸建てにも共通のことですが、この2000年以降を新新耐震基準と呼ばれます。
建築物の通信簿のようなもので、様々部分を細かく評価されています。
等級1から3ないし4までの数字で評価されます。
耐震等級については
等級1から3になり、最高等級は3になります。
等級1 新新耐震基準
等級2 新新耐震基準×1.25
等級3 新新耐震基準×1.5
の耐震強度を持つ設計になっているということがこちらから見ることができます。
しかし残念ながら、
奈良で等級2以上の耐震性を持ったマンションはほとんどありません。
ちなみに全国的にも少ないようです。
今年、国土交通省がこの点を問題視し、マンションデベロッパーを呼び出して意見を聞いたそうです。
耐震を考えるならマンションより戸建て?
戸建てでは耐震等級2や3はいまや当たり前となりつつあります。
マンションはいまだ耐震等級1が常識です。
耐震を大切にしたいということであれば、戸建ての方が有利かもしれません。耐震等級3に揺れの力を熱に変える制震ダンパーをつけるなど地震対策へのバリエーションも多いです。
奈良で耐震性のよいマンション探しまとめ
耐震にこだわりたいなら旧耐震より新耐震
そして、新耐震より新新耐震基準
そしてそして、新新耐震基準よりも耐震等級2か3
と言うように耐震についての性能が変わってきます。
奈良で耐震を気にしながらマンションを探す場合は、上記のことを気にしながら探してあげてください。
「耐震性の優れたマンションを探してほしい。」とお気軽に相談していただけたらと思います。
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